骨粗鬆症について|城陽市富野荘駅の歯医者・歯科|小林歯科医院

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骨粗鬆症について

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2025年6月15日

骨粗鬆症と合併症 

骨粗鬆症とは、全身の骨密度、骨強度が低下し脆くなり少しのことで骨折しやすくなる病気です。 

一般的に男性より女性の方に多く骨粗鬆症が見られます、これはおもに閉経後による卵巣機能の低下によるエストロゲンの減少で急速に骨密度が低下することや男性に比べてもともと骨密度が低いことがあげられます。 

顎骨壊死 

顎骨壊死とは口腔内の細菌に感染したことで起きた炎症が顎骨内の骨髄液にまで及び、顎骨の組織や細胞が局所的に死滅してしまい骨が壊死したら状態のことを言います。 

また上顎骨と下顎骨どちらにも発症しますが、下顎骨に多くみられます。そ 

骨粗鬆症治療薬としてビスフォスフォネート製剤を注射、経口投与されている患者さんが抜歯や外科手術、放射線治療などの歯科治療を受けた後に傷口から感染が起きてしまって骨の治癒が上手くいかず発症するのが一般的と言われています、しかしはっきりとした理由がわからない場合もあります。 

発症すると治療が難治性で長期間苦痛を味わうことになります、治療方法としては抗菌薬をさ中心に鎮痛薬や抗炎症薬などの薬物療法と口腔内の洗浄など保存的治療と膿などを形成している場合は切開排膿し壊死した骨が剥がれてくる場合はそれを除去します。 

これらでも治癒が難しい場合は手術により壊死した部位を切除し感染した顎骨を取りのぞきます、切除は効果的な治療ですがダメージが大きく欠損による審美障害や機能障害を生じる場合もあります、そのときは骨の移植や金属プレートによる再建手術が検討されます。 

顎骨壊死は治療が難しくとにかく発症しないように予防することが大切になってきます、口腔外科などの専門医に診てもらうものも必要になるでしょう。 

そもそもなぜ骨粗鬆症薬は全身の骨に分布するのに顎の骨にだけ壊死が生じるのでしょうか? 

理由としては口腔内には常に常在菌が多数いるということ抜歯などにより顎骨と口腔内が直接交通するめ傷口から骨に細菌が入り込むということ、顎骨は全身の骨に比べて新陳代謝が激しく最も早い組織であるために骨粗鬆症薬が高濃度に沈着しやすいことなどがあげられます。 

当医院では外科的処置の前に必ず骨粗鬆症治療薬の使用をきき場合によっては専門の病院に紹介状を書くこともあります。 

骨粗鬆症治療薬服用中に歯を抜かなくてはいけなくなったら、医師と相談のもと一時的に薬を2か月ほど休薬してもらい外科処置を行い傷の治りを判断した後さ再開となります。 

予防出来るとこは何よりも骨粗鬆症治療薬を服用する前に歯科の治療をある程度終わらせて感染しそうな歯などを前もって抜歯するなどしておく必要があります。 

現在薬を服用しているまたは過去にしていた患者さんは一度ご相談ください。 

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